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ライフスタイルを提案する新業態。食とアパレルによる空間価値の創出。


鎌倉山米店
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うなぎの寝床

下北沢駅直結複合施設に「鎌倉山米店×うなぎの寝床」オープン


2024年6月10日(月)、株式会社テイクオーバーは、京王井の頭線および小田急小田原線「下北沢駅」直結の複合商業施設「ミカン下北」D街区1階において、当社グループとして新たなブランド戦略の中核を担う新業態店舗「鎌倉山米店×うなぎの寝床」を開業いたしました。

本店舗は、「握りたてのおにぎり」をイートイン形式で提供する「鎌倉山米店」と、日本各地の伝統文化・風習・素材に着目したプロダクト企画および地域文化の可視化を担う「うなぎの寝床」との協業によって実現したものです。両社のリソースと思想を融合させることにより、単なる商品・サービスの提供を超えたブランド再構築を目的とした、戦略的かつ実験的な取り組みとなっております。

■背景と戦略的意義

近年、国内消費者の価値観は大きな変容を遂げており、従来の「所有」を重視するモノ消費(have)から、体験の質を求めるコト消費(do)、さらにはブランドや商品が持つ背景的意味に共感し、それを自らの存在価値と結びつけるイミ消費(be)へと急速にシフトしております。

こうした文脈において、当社グループは、消費者に対して“機能的価値”や“利便性”のみならず、“文化的・社会的な意義”を伝達しうる新たなブランド設計が必要不可欠であると認識しております。
本プロジェクトは、食文化と地域文化という、日本の基層的価値観に根ざした二つの軸を統合的に提示し、「消費=自己表現=文化貢献」という文脈を体現するブランド体験の創出を目指しています。

■店舗コンセプト

「鎌倉山米店×うなぎの寝床」は、いずれも「伝統」と「暮らしの美学」を核に展開するブランドです。今回の店舗では、伝統的かつ素朴な食品である「おにぎり」を起点に、日本の農産物や食文化に対するリスペクトを形にし、日常的な食体験の中に“文化的深み”を付与することを意図しております。

一方で、「うなぎの寝床」が手がけるプロダクトは、衣類・生活用品を通じて地域性や民芸的思想を現代的に再解釈したものであり、今回の店舗においては、食と衣の“生活価値の融合”を空間全体で表現する試みとなっております。

このようなコンセプトのもと、単なる飲食店舗の枠を超えた、「日本的ライフスタイルの再発見」「意味に裏打ちされた消費体験の提供」という高次のブランドメッセージを社会に提示してまいります。

本店舗では、従来の枠組みにとらわれない新たな価値のご提案を通じて、皆様の豊かな日常に寄与できる場となることを目指しております。

お近くにお越しの際は、ぜひ一度お立ち寄りいただき、私どもの想いを込めた空間とサービスをご体感いただけましたら幸いです。。
皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。


■ミカン下北について
「ミカン下北」は、2022年に開業した下北沢駅高架下の都市型複合施設であり、「ようこそ、遊ぶと働くの未完地帯へ」というコンセプトのもと、飲食・物販・ワークプレイスが融合した新しい形態の商業空間です。

多国籍な飲食店と創造性の高いワークプレイスが共存するこの立地は、多様な価値観を持つ現代の消費者に向けた文化発信の拠点として、極めて親和性の高い環境であると捉えております。


■店舗概要
店名    : 鎌倉山米店×うなぎの寝床
住所    : 東京都世田谷区北沢2-10-20 ミカン下北D街区1F D102
電話番号  : 03-5790-9618
営業時間  : 11:30~20:00(LO.19:30)


■株式会社テイクオーバーについて

「価値ある事業をなくさない」をコンセプトに、日本全国における中小企業の事業承継問題に真正面から取り組む、承継支援・経営再生会社です。後継者不在や経営の停滞により存続が危ぶまれる企業を対象に、実質的な承継・再生の実行者として介入し、企業価値の維持・向上、ひいては地域経済の活性化に資することを目的としています。承継後は再生チームが経営を担う当事者として、グループの知見や人材・資本力を用いて、企業が本来持つ潜在的な価値を引き出し、持続的な成長へと導きます。価値ある企業を一つでも多く、後世に繋いでいく。そのひとつの想いで、今後も活動を続けてまいります。

〈事業内容〉
飲食、食品製造、ペット、アパレル事業等
中小企業の株式の取得による事業承継
経営体制の再編・組織強化支援
営業・販売戦略、バックオフィスの構造改革
グループ間シナジーの創出による成長加速