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【酒商増田屋】話す度に会社が社員が、何よりも自身のやる気が満ちてきます
株式会社酒商増田屋の元代表、中村浩司氏に事業承継インタビューを行いました。
(写真)中村浩司氏
-まずは簡単に事業のご紹介をお願いいたします。
酒商増田屋は昭和63年11月に創業しました。開設当時は飲食店向けと一般家庭向けの配達業務が主でしたが、ディスカウントの酒屋に業態変更していきました。酒商増田屋として狭山市に3店舗、日高市・所沢市に1店舗。BarrelAgedLife(バレルエイジドライフ)として川越市に1店舗。また株式会社増田屋分店として入間市に1店舗と埼玉県西部地区に7店舗展開中です。
地元・日本中・世界中の「うまい」を探し続け、そしてその一品でお客様の「たのしい」「うれしい」「おいしい」を創り出していきたい。そういった想いで事業に取り組んでおります。
-中村様も事業の引継ぎをされた側と伺いました。当時はどのような状況でしたか?
引継ぎ時にはすでに売り上げは下降しており、どうにかしなければという思いが強く、金融機関に融資のお願いばかりしていたのが実情です。
その後は根岸店(移転し広瀬店)から始まり、新狭山、日高、と成長していきました。当時はディスカウントの酒販店が埼玉県西部地区にはなく、毎日が年末のような忙しさだったのを覚えております。
(写真)店内には全国各地から取り寄せたこだわりのお酒がずらりと並ぶ
-M&Aを意識したきっかけと、誓約の決め手はどのようなものでしたか?
2022年3月末に私が脳梗塞で倒れ9月末に私が退院した時にはコロナで融資いただいた3億円が溶けて、まともに動けず話もできない状態で、資金繰りに奔走しておりました。
その後1年ほど肉体的にも精神的にも不安定な状態が続いている中、2023年の年始の挨拶に金融機関様がいらっしゃった際、M&Aの提案がございました。今までは考えもしませんでしたが、この会社と従業員の皆さんを大切にしてくれる企業・経営者様ならばお任せしたいと考えました。
商談を進めていくうちテイクオーバー社の山崎代表にお会いした際、私たちの話を真剣に聴いてくれて「是非一緒にやりましょう」と言われたその一言が決め手でした。
-今後の展望について教えてください。
酒販店のディスカウント業態はいまや大手スーパーやドラッグストアに市場を奪われてしまった状況と考えてます。ここから更に体力のない会社から淘汰が進んでいく。生き残りをかけて、専門的な・ニッチな業態への変更していく必要性があると思います。そしてグループ間の情報交換を活発にし、他社の得意分野を自社に取り入れていき今までにないものを生み出していくことが大切だと考えています。
(写真)無事にM&Aを終え、安心とともに期待でいっぱいの皆様
-最後に
山崎さんや現場のマネージャー様とお話しするたびに、会社が、社員が、何よりも自身の、やる気が満ちてきます。新しい組織になって戸惑う場面もあると思いますが、承継時に感じた「山崎さんとなら利益を出せる会社を作れる!」という気持ちを忘れずに、新しいことにもどんどんチャレンジしていきたいと感じます。
■会社案内
社名:株式会社酒商増田屋(サカショウマスダヤ)
業務: 酒類・飲料水・菓子つまみ・食品の販売・卸
所在地 :〒350-1302 狭山市東三ツ木170-1
電話番号: 04-2955-6610
FAX番号 :04-2955-6613
設立 :昭和63年11月10日