事業継承した企業の声

ARTICLE

詳細

【クリエーションアカデミー】私達だけでは辿り着かない選択肢を持っていると確信

クリエーションアカデミーの堀内智久氏に事業承継インタビューを行いました。

(写真)堀内智久氏

-株式会社クリエーションアカデミーについて教えてください

心の健康と身体の健康をサポートすることをテーマに事業運営をしており、主に
①心理療法用箱庭用具の製作、販売
②SST、コミュニケーション支援教材の製作、販売
③AHCCを原料にした健康食品の販売
などが事業の内容になります。

東京都豊島区の閑静な住宅地に本社を構えております。
※SST=ソーシャルスキルトレーニング

-自社の軌跡についてもう少し詳しくお聞かせいただけますか?

「少しでも多くの人々の精神的・肉体的健康を支える一助となる事業をやりたい」との想いから、徐々に取扱い製品を増やして現在に至っています。箱庭用具を販売することになった当時は実は3~4の競合他社がありました。また大手企業が参入したこともあったが、結局、当社以外全てが撤退していきました。

以後、商業体には独占状態で製作・販売を行ってきており、事業として安定しております。教材に関しては、SSTに関連したもの、及びコミュニケーションの一助となるゲームなどを次々にリリースし、現在に至るまで多からず需要を押さえていると思っています。一方、AHCCという素材がブームになった際には当社健康食品も大きく売り上げを伸ばし、現在の事業ベースの礎となっていったと感じています。

(写真)こどもから大人まで学べるSSTカード

-業績が安定している中でもM&Aを検討されたのはどのような理由からでしょうか?

もちろんいい時期ばかりではございませんでした。好調期を過ぎると、目立った企画開発も行われず、また社員の退職も相次いだことから、社内に閉塞感が漂い雰囲気も悪くなっていった。人材問題とそれに伴う製品のマンネリ化、営業力衰退。変革の必要性が認識されるものの、方法を見いだせずにおりました。

会社の状態を何とかしようと方法を暗中模索する中、唯一の供給者として箱庭用具の供給責任を負っていることの認識のもと、何十年というスパンで会社を存続させるにはどうすればよいかという課題を解決するため。企業譲渡も一つの選択肢と考えた。

-長い目で業界のことを考えられておられたのですね。誓約に至ったテイクオーバー社への期待はどのようなものだったのでしょうか。

面談を重ねるうちに、山崎さんの見ている方向が、会社の進むべき方向と一致していると強く感じた。一方で、その時の会社関係者では辿り着かない選択肢をテイクオーバー社が持っているとの確信がありました。

他業種とのシナジーを生み出しながら、資金面でのバックアップもいただけているので大変心強いです。実際のM&Aを行ってからは社員の意識も変わり、視野が広がったと思います。

 

(写真)介護施設や学校など様々な場所で活用される箱庭用具

-ご自身の今後の目標はございますか?

決して大きく伸びる業界ではないが、現在社会が進んでいくデジタル社会においては、人々の精神面・肉体面の健康は無くならないテーマだと認識しています。方向性を見失わず、箱庭やSST、AHCCを少しでも多くの広めていく活動を引き続き続けて参ります。

その一方でテイクオーバー経由で入手できる様々な情報を参照しながら、社員の更なる啓蒙と、新たな取り組みへのチャレンジをし続けたいと思います。


■会社案内

株式会社クリエーションアカデミー

〒171-0043
東京都豊島区要町3-9-7
TEL.03-3974-6123
FAX.03-3974-6214